堀江貴文・著 すべての教育は「洗脳」である 21世紀の脱・学校論|感想

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すべての教育は「洗脳」である 21世紀の脱・学校論 (光文社新書)

すべての教育は「洗脳」である 21世紀の脱・学校論

頭のいい人ということは、ある意味恐ろしい。
恐怖を感じることがある。

無駄なことは徹底的にしないが、「いい」と思ったことには徹底的に取り組む。

ホリエモンこと堀江貴文氏もそんな一人だと思う。
目の奥が笑っていない感じがする。

私もかねがね今の学校教育に疑問を感じていたので、この本には大変共感しました。

この本が今のあなたが読むべき本だということに気がついてくれれば幸いです。

恒常性=ホメオスタシス

人間は恒常性=ホメオスタシスという厄介でもあり必要な習性がある。

これは何かというと、一定の状態に保とうとすることです。

 

例えば、氷を冷蔵庫から取り出して放置しておくと溶けて水に戻る。
「水」という状態に戻ること。

冷凍庫に入れれば「水」が「氷」になること。

これもホメオスタシスといえる。
環境に合わせようとするのだ。

 

人は周りの人が右を向いていると、自分も右を向いてしまう。

みんなが買っているものが欲しくなる。

みんなが話していることが気になる。

 

こんな感じの生き物、

だから学校という群れの中に子供が放り込まれたら

「みんなと同じことをするのが正しい」とされ、

「個性」は殺され強制される。

「幸せ」さえも洗脳で植えつけられてしまう。

いともたやすく。

 

堀江氏の本書のメッセージに強く共感したので、
それにのせて私の思ったところも書いていきます。

 

学校は「国策洗脳機関」である

あなたはすでに洗脳されている

第1章のはじめから少しショッキングで、ドキッとする言葉です。

まさにその通りなのです。

 

学校は「常識」や「規則」に従順な人材を育て、
企業は就労規則に文句を言わずしたがってくれる人を求めている

変に頭がキレる奴に入ってこられて、甘い汁を濁されては困るのである。

そういった人材はやがて独立し、ライバルとなる可能性もある。

「非常識」のなかではライバルを意図的に作ることもまた戦略なのですが、
そういうことも考えられないくらい、ほとんどの企業は遅れた思考の組織なのです。

 

猫ひろし氏がカンボジア国民になってオリンピックに出場したことも、一部では批判的な意見もあったようです。(堀江氏も現地応援に行かれていましたね)

これは例えば、高校野球の選手の出身地が兵庫出身であるのに、北海道の代表として甲子園に行くこともある。こういうことは今やめずらしいケースではない。

なのになぜ猫ひろし氏だけが批判される?!というわけである。

 

とある国では、インターネットの情報規制がされていて、
国内のネット情報しか知ることができない。

海外に出て自分の国を見て、はじめて自分の国が異常だと知る。

これは日本も全く同じだということに多くの人は気がついていない。

気がついている人はもう既に「常識」にとらわれずに、
自分の目でしっかりと物事を見つめ、考え、判断し、行動に出ている。

「洗脳」されていないからだ。

 

国の終わり

 

「国が国民のために今までにないくらい画期的な新しい施策を行う」

などといいわれてもほとんどの人は期待しないだろう。

それよりも

「 Googleが今までにないくらい画期的な新しいアプリをリリースする」

といったことのほうが期待値も高いだろう。

 

ほんとにそう。

国に心から期待している人はいない。

しかし、「国」にとらわれている人は多い。

 

G人材とL人材

「G」とはグローバル「L」とはローカルの意味

グローバル人間とローカル人間

どちらがいい悪いというわけではなく、どちらかのタイプになっていくという話。

N人材は「ネイション・ステート」=国家国民の意味

堀江氏はこう定義している。

この定義の仕方は皮肉もあるがシンプルでわかりやすい。

 

私自身はもっぱら「G」人材だ。

日本文化には非常に興味があるけど、それは他の国の歴史的な文化や風習についても同じぐらい関心がある。

 

プロブロガー・イケダハヤト氏は典型的な新世代のL人材だ。

ローカルに住み、コストをかけずに地域に根ざして面白いことをやる。

これはイケダハヤト氏だけではなく、他にも昔から一定数いる。

 

私は「半農半X」の塩見直紀氏もまだ1冊目の本を出す前に知り合ったのですが、
この方も新世代のL人材です。

地域に根ざしたローコストな新しい価値観を持った生き方。

 

堀江氏はL人材もありとしつつ、さらに未来的な人材はG人材だという。

本当にその通りで、堀江氏自身、家も持たずホテル暮らしをしている。

ホテル暮らしに限らず、安宿やドミトリーを利用するバックパッカーも同じだという。

堀江氏はホテルを選択しているに過ぎず、状態としては同じである。

 

欲しいものはネットを使えばすぐに手に入る。

家や部屋というストレージさえネットの中にあって、
Amazonやヨドバシカメラなどが個人のストレージ代わりだと述べている。

わかりやすく言うと、まるでドラえもんの四次元ポケットのようだ。

 

「居場所」を固定しないので地域や国にとらわれることなく、
自由に世界中を旅できるし、世界中で仕事もできる。

そういえば高橋歩氏はL人材とG人材を掛け合わせた珍しい人材かもしれない。

日本や世界のあちこちに根城を作り、仲間を集めつつ、自分自身は決して定住せず、より良い環境を求めて世界中を旅する。サンクチュアリ出版を仲間に手渡してからずっとそのスタイルで生きている。

堀江氏の言うマイルドヤンキーという言葉の語感に一番近い存在かもしれない。

「マイルドヤンキーも一つの幸せ」

55ページ

 

定住しないライフスタイルが、思考も自由になっていく。

 

学びとは「没頭」である|没頭する力を解放せよ

生きる楽しさを与えてくれたのは、学校ではなく、没頭という体験だったと断言できる。

85ページ

何かに夢中になることで主体的に学ぶことができ、それが仕事になる。

今はそんな時代だ。

成功例をいくつか上げながら、好きなことに没頭することが大事だと語る。

 

「没頭」=「欲望の解放」

この状態のとき人は最も「学び」のポテンシャルが上がる。

ゲームを攻略しているとき

攻略法を調べて経験を積みレベルアップしてゲームを攻略していく。

いくつもゲームを攻略していく中で、攻略の法則が見えてくる。

 

いわゆる学校の「お勉強」ではなく、
堀江氏がいう「学び」とは「没頭」から生まれる活きた「知識」と「経験」だ。

好きで没頭するからこそ最も「学び」が深くなるのだ。

 

三つの「タグ」でレア人材になろう

この章ではいわゆる自己ブランディングの方法が書かれてある。

SNSではタグ付けという習慣がある。

ハッシュタグというやつ。

いまのあなたに三つタグをつけて、
初めて見た人にあなたを覚えてもらうにはどうすればいいか?

 

ちょっと私独自の例をあげたいと思う。

面白いアイドルに才木玲佳さんがいる。

彼女は童顔にもかかわらず、筋肉隆々でプロレスもこなす。
慶應技術大学卒というタグも持っていて、クイズ番組などで知性を活かした活躍もしている。

筋肉・アイドル・高学歴

この三つのタグで瞬く間に人気者になった。

2016年、「逃げ恥」「恋ダンス」で時の人となった星野源氏も
音楽家・俳優・文筆家という三つのタグをはっきりと打ち出して成功している。

俳優をメインにやっていた頃は影の薄い俳優だったが、三つの才能を生かすことにより人気が爆発した。

三つの「タグ」でレア人材になった最も良い例だと思う。

 

まとめ

この本を読めば、あなたがいかに義務教育によって「洗脳」され続けてきたかがわかるだろう。
(わからなければ洗脳されたままということ・・・)

仕事も遊びも多様化、ミニマム化していく時代に、
いつまでも平均的な大量生産思考のままでは、今後行き遅れることになる。

会社も強力な洗脳機関だ。
完全に洗脳され、いったいいくつもの命が失われてきただろうか?

会社は戦場ですか?
命を賭ける価値があるのですか?

違うのならば今すぐ会社を辞めて、好きなことに没頭して、自ら学び、次世代の生き方をすべきだ。

そういう人が一人でも増えれば、この著書の役割も大きなものになるだろう。

 

 すべての教育は「洗脳」である 21世紀の脱・学校論 (光文社新書)

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