「流動体について」小沢健二の新曲を聴いた感想と解釈

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小沢健二の新曲「流動体について」を聴いた感想と解釈

届きました。オザケンのCD。

7インチサイズの特殊仕様ジャケット。

細かい趣向が凝らしてあるので紹介します。

小沢健二 流動体について c/w 神秘的

  1. 流動体について
  2. 神秘的
  3. 流動体について instrumental
  4. 神秘的 instrumental

 

裏ジャケ

「魔法的」という文字がうっすら見えますか?

光沢が出るインクで印刷してあります。

中がちょっと見えるようにカットされています。

いざ、開封。

中から紫の中ジャケが出てきます。
この印刷も光沢が出るインクで汚れシワに見える工夫がされており、
流動体っぽさを感じることができます。

写真はElizabeth Coll=小沢氏の妻によるもの。

歌詞の意味からしても、これはおそらく芝生ではないでしょうか?

ここにCDがセットされています。

表紙の写真は小沢氏視点で撮影したご子息が砂浜を歩く様子です。

撮影も小沢氏自身によるものです。

このアルバムのジャケットを思い出します。

「球体」と「流動体」

形状の違いがありますが共通する世界観を感じます。

 

中にはカラフルな色彩で歌詞が印刷されています。

このレイアウトも面白いです。

ジャケットだけでも小沢ファミリー総出のプレゼントのような感じです。

 

「流動体について」の世界観

「流動体について」が表しているのは、この宇宙全体のことだろうと思います。

形を変え続け一定の形にとどまらずうねうね動く流動体だと。

 

飛行機で東京に着き「日常」の中から窓の外を見ると「別世界」がみえてくる

もしも 間違いに気がつくことがなかったのなら?

間違いに気がついた僕」と「間違いに気がつかなかった僕

二つの世界の僕は交わることなく平行線だ

複雑な地下鉄の地図を見ても行き先などあるわけもなく

人生が「神の手の中」にあるもので自分にはどうしようもできないものなら

その時々でできることは

宇宙の中で良いことを決意することくらい

 

だけど意思は言葉を変え

言葉は都市を変えてゆく

つまり意思で都市は変わる

 

躍動する流動体

この宇宙自体数学的に緻密に計算され動いている

違う側面から見ると美しい蜃気楼のように

うねうねと動いているかのようでもあり 文学的でもある

 

間違いに気がつくことがなかったなら

目の前の子供たちもまた別の子供たちなのだろうか

そんなことを思ってみても

その時々でできることは

宇宙の中で良いことを決意することくらい

 

ほの甘いカルピスの味というのは
時代がどうなろうと変わらないことの比喩だと思います。

 

「変わらない普遍的なもの」に触れた時、

はたして自分は「これでいいのだろうか」と問うことって大事じゃないか?

 

誰でも一度は考えたことがあるだろうことを、
POPに文学的に仕上げてくるところは相変わらず。

 

ぼくらが旅に出る理由」と「流動体について」を続けて聴くとまるで一曲のように感じる。

 

ぼくらにとって小沢健二が普遍的なほの甘いカルピスのようなのかもしれない。

 

 

 

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