エッフェル塔が「けしからん!」という時代があった・デザインとは何か?

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アートとデザインの違いは?

こういう話題が度々繰り返されることがあるが、

私の中でははっきり分かれていて、

根本的に違うのだ。

デザインとは何か 著・川添登(刊行:昭和36年)

昭和36年です。価格は180円です。

最近のおしゃれなデザイン本ではなく、ガチのデザイン論が展開されていて、

縄文時代の話や天然石の話、ガラスやコンクリの素材の話やら、

デザインの歴史を総括するような内容です。

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この本はクリエイター仲間に教えてもらって私は即買いしました。

つい先月ぐらいのことです。

その時は1円で買いました。今見てみたら価格がかなり上がってました。

こういう現象が起こるのは嬉しいです。

 

デザインとは何か

第1章 人間の世界

人間の精神論から始まるのにびっくりというか、ワクワク。

第2章 物質の歌

骨、石、土、レンガ、木、竹、ガラス、神、金属、セメント、プラスティックスなど、素材の特性の話。

第3章 「かたち」の意味

コミュニケーションとしてのデザイン。私はこの本の軸になる章であると思っています。

第4章 デザインの哲学

機能主義、エッフェル塔の問題

デザイン論というより哲学に近い。

エッフェル塔をめぐる論争

パリのエッフェル塔は今では素晴らしい建物として世界で有名ですが、

建設当時は賛否両論分かれたそうです。

Après la pluie

フランスの首都の中心にこんな不必要で奇怪なものを建ておって!

けしからん!

という批判意見が多くの芸術家からよせられたのが面白い。

不必要で機能的でない建物

建築デザインは人間が使いやすいように設計されるべきですが、

当時のフランスの景観を壊すものであり美しくないものと捉えていたようです。

京都駅ビルの景観問題、使いにくさなども賛否両論ありました。

私は結構好きなのですが。

 

エッフェル塔観光は予約もできる

エッフェル塔公式サイト(一部日本語)

http://www.toureiffel.paris/jp

生でエッフェル塔を見てみたい。

旅費も意外と安いようです。

 

デザインとはものを使いやすくするために施されるもの。

例えば交通標識にアートの要素が入ると危険なんです。

一歩通行。これが誰にでも伝わるようにデザインしなければいけません。

急須が奇妙なかたちで注ぎにくいのではダメなんです。

注ぎやすいようにデザインしないといけない。

ブックデザイン、読みにくいとまずいです。

アーティスティックでページをめくることが出来ず内容を読むことが出来ないのではまずい。

スマホやタブレット。

芸術性を出すために球状のタブレットを作りました。

360度どこからでも見ることが出来ます。

でもコロコロ転がって使いにくい。

これではダメです。

デザインにはデザインの役割があります。

WEBデザインなどは特に目新しさよりもユーザビリティーが高く求められます。

奇抜さや斬新さを求める前に、コミュニケーションとしてのデザインを意識してはどうでしょうか?

古い本ですが、それゆえに不変のデザイン論を理解することのできる良書です。

 

デザイン関係の仕事をしている人は、

値段が上がらないうちに買っておくことをオススメします。

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