イノサン Rouge 坂本眞一先生が描く壮絶な世界


    イノサン坂本眞一

    18世紀末フランス 処刑人一族サンソン家の脳みそひっくり返るくらい美しく過酷な物語

    表紙のマリー-ジョセフ・サンソン恐ろしく美しいです。

    筋肉質の男ではありません。

    女性です。シャルル-アンリ・サンソンの異母妹で、彼女も処刑人です。

    坂本眞一先生のツイットで新刊が発売されたことを知りました。

     

    正直放心状態です。

    漫画読んで集中しすぎました。

    ベートーベンやバッハやショパンやモーツアルトをBGMに、

    サンソンの世界へまっしぐら、ここは18世紀のパリです。

    うまく言葉にできないですが壮絶に美しく、泣いてしまいました。

    18世紀末フランス

    処刑人一族サンソン家の過酷な物語。

    国王ルイ16世や王妃マリー-アントワネットの処刑を手がけた実在の人物、

    サンソン家四代目シャルル-アンリ・サンソンを中心とした歴史漫画です。

    私は特に歴史が得意だったわけでもないのですが、

    昨今は歴史的なもの、芸術的なものに強く興味を持つようになってきています。

     

    イノサンの3つの魅力

    そんな中で出会ったのがこのイノサンという作品です。

    美しすぎる装丁に興味を惹かれながら、パラパラとページをめくれば拷問シーンや処刑シーンが残酷でした。

    残酷だけど丁寧に描かれていてなぜか美しいと感じました。

    読んでみたい!

    という欲求に突き動かされました。

    坂本眞一先生のインスタグラムから画像を拝借いたします。

    (坂本先生、大阪によくいらっしゃるなと思っていたら大阪出身なんですね。親近感)

     

    1:これを漫画と呼んでいいのだろうか?!

    という程レベルの高い芸術的な画風

    本当に見ていてドキドキします。美しいという言葉では足りない。

    これは命が宿っている!

    2:リアルで残酷で美しい処刑シーン

    処刑シーンを美しいと表現してよいものか正直躊躇します。しかし残酷さを打ち消すかのように人体を正確に描写した絵に感動します。

    3:生と死に向き合う人間劇

    処刑される者と処刑する者。激しい時代の流れの中で葛藤する人々。

    イノサン Rouge 第1巻 私の泣きどころ

    1:帝王切開

    シャルルの息子、アンリ。お目目がクリクリで可愛いです。
    麻酔がない時代の帝王切開シーン
    母子共に救うのだというシャルル。そして優しいアンリに涙しました。

    2:エレーヌの絞首刑シーン

    まだ幼いエレーヌの自重では絶命が難しい絞首刑。少しでも苦しみが短くなるようにとまだ6歳のアンリが手を貸す勇気。どんなん時も人が人を想う尊さを感じ涙が出ました。

    皆さんはどんなところが印象に残りましたか?

    今後の展開も楽しみです。

    grandjump.shueisha.co.jp

    フランス革命について

    聖職者、貴族、平民の三身分に分けられていましたが、財政破綻から平民の不満が爆発。

    自由と平等を勝ち取るために市民革命が起こった。

    そもそもこんな簡単にまとめられる革命ではないです。

    私は全く無知なのでこちらのサイトで少しお勉強させていただきました。

    わかりやすいと思います。

    www.marieantoinettej.com

    イノサンを最高潮に盛り上げてくれるBGM

     イノサン読むときはクラシック

    クラシックを聴きたいと思い、とある日クラシックコーナーを覗いたらこのコンピを見つけました。ジャケットが私の大好きなクリムト!3枚組という十分なボリューム!即買いしました。内容も良かったです。イノサンのストーリーに合わせて、時に激しく、時に優しく、悲しく、嬉しく、美しく。

    このコンピCD、ほんとオススメです。

     

    イノサン Rouge 第2巻 感想 うわぁぁぁぁーーーー!!!怖い!!

    やっぱり単行本で一気に読むと、その世界に引きずり込まれていいです。

    BGMはAmazonプライムラジオのクラシック・バロックが雰囲気にぴったりです。その世界に引きずり込まれます。

    いろんなジャンルの音楽が手軽に聴けるので重宝しています。

    第2巻は処刑人一族シャルル家の呪われた家系のはじまりの物語

    (ネタバレありなので知りたくない人はご注意を)

    時は17世紀フランス

    初代シャルル・サンソン・ド・ロンヴァル

    純真な軍人青年が処刑人の娘とは知らずに恋に落ちていく様が描かれています。

    前髪パッツンの初代シャルルがかわいすぎて萌えます!

    ひぃーー!

    ほんとかわいい、好みのタイプだわ(笑)

    その恋のお相手となるマルグリット・ジュアンヌ

    美しく豊満なボディでシャルルに近くが、

    実は処刑人の娘だったのだ。

    そんなことは全く知らぬシャルル。

    (出典:坂本眞一先生のInstagramより)

    このあたりまでは「うぉう、そうだったのね」って感じで読み進めていました。

    サンソン家に代々残されたこの一枚の鏡が、心理的恐怖に落とし入れます。

    気の弱そうで優しそうな美女マルグリット。

    しかしその本性は、心の内に闘志を持ったマリーそのもの。

    目が!目が!怖いっっ!!!

    美しさとのギャップがまた余計に恐怖です。

    マリーと完全に一致します。

    血は争えない!

    血塗られた家系と交わったものは一生逃れることはできない。

    美しくも壮絶な世界に、引き込まれっぱなしです。

     

     

     クライミングに命をかける青年を描いた『孤高の人』

    この漫画も相当面白いです。

    坂本先生の描く緻密な絵が、その世界を壮絶なものにしています。

    ボルダリングしたくなっちゃいます。

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